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失敗しない子犬のトイレトレーニング!しつけのコツ

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子犬(パピー)を迎えるにあたり、飼い主さんが避けて通れないのがトイレのしつけです。
パピーの頃の粗相はある程度仕方がないかと思いますが、ワンちゃん自身も排泄の仕方をきちんと教えてもらえなければ、いつまでたっても粗相を繰り返してしまいます。

また、トイレの失敗は飼い主さんの片付けも大変ですが、怒られ続けることで愛犬のストレスになってしまったり、排泄すると怒られると思ってトラウマになり、トイレを我慢して病気になってしまう恐れもあります。

子犬はこれから一緒に暮らしていく大事な家族の一員です。
お互いが気持ち良く暮らしていけるようにパピートレーニングの一つとして、トイレのしつけ方を理解しておきましょう。

目次

パピートレーニングとは?

子犬期(生後2ヶ月~4ヶ月頃)に行う様々な訓練(トレーニング)のことです。
人間社会で暮らしていくための非常に重要となるトレーニングです。

人間と同じで大人になってしまうとなかなか覚えられないことも、子供の頃に覚えてしまったことは習慣化しますし、きちんとしつけられることで利口な子に育ちます。

子犬期のしつけは愛犬の性格形成にも影響しますし、子犬の時から主従関係をしっかり認識させることも大切です。

いざという時に飼い主さんの命令を聞かない子では、愛犬が飛び出して事故にあったり、他人に怪我をさせてしまう恐れもあります。愛犬のためにもパピートレーニングはしっかり行いましょう。

トイレのしつけはいつから始める?

トイレのしつけを始める時期は明確には決まっていませんが、早ければ早いほど良いです。
ですので、子犬を迎え入れたらすぐにでもトレーニングを開始しましょう。

飼い主さん宅へ来る前の環境によっては、排泄物への嫌悪感がない状態の子もいます。
寝る場所で排泄しても気にならなかったり、ウンチを食べてしまったりする子もいるので、良くない意識がそのまま習慣化してしまわないうちにしつけるようにしなくてはいけません。

トイレを早く覚えることで飼い主さんの手を煩わせることも減りますし、犬と人間が気持ち良く一緒に暮らしていくための第一歩となります。

トイレのしつけはどんなパピーにも必ず行う

屋内での飼育を前提にされていると、「トイレのしつけもしっかり行わなければ」と意識されている飼い主さんが多いです。
しかし、ご自宅に庭があるなどで屋外スペースでの飼育を検討されている方や、トイレは散歩中が良いのではないかと思っていらっしゃる方の中には、トイレのしつけは不要と考える飼い主さんもいます。
ですが、トイレのしつけが出来ていなければ、「屋内でも排泄して問題ない」と犬は認識してしまいます。

トレーニングが出来ていない場合、お散歩以外の外出を一緒にすることが出来ない可能性もあります。
旅行時などケージに入れて移動することもあるでしょうし、天気の悪い時には屋内にあげることもあるでしょう。
この時トイレのしつけが出来ていないと嫌な思いをするのは愛犬だけでありません。
犬を飼うと決めたら、トイレのしつけは必ず行うのが飼い主さんの務めです。

犬の特性や習性を知っておこう

トイレのトレーニングを行うにあたって、飼い主さんは犬の特性や習性を理解しておくと良いでしょう。
愛犬がなかなかトイレの場所を覚えてくれなかったり失敗が続いたとしても、この特性を知っていればイライラしたり怒りたくなる気持ちも和らぐはずです。

ワンちゃんの特性・修正
  • 教えないと覚えない。
  • 犬は本来綺麗好きな動物
  • 犬は足元の柔らかいところで排泄する
  • 同居しているペットが他にもいると…

それでは、それぞれについて詳しく見ていきましょう!

教えないと覚えない

トイレの場所は言ってしまえば人間が勝手に決めたルールです。
シーツがある場所が「トイレである」と認識しているのは、飼い主さんだけなのです。

「排泄はここでしてほしい」というのを認識してもらうためには飼い主さんがパピーに覚えてもらえるように教えてあげなければ、勝手に覚えてくれることはありません。

ですので、トレーニングが失敗続きでも「トイレの場所は人間の都合で決めたところ」ということを思い出して、愛犬が覚えてくれるまで根気よく教えてあげましょう。

犬は本来きれい好きな動物

犬は本来きれい好きな生き物なので、自分の生活範囲で排泄することはありません。
なかなかトイレの場所を覚えられない場合には、元いたペットショップのケージが狭かったことで生活空間との違いが分からなくなってしまっていたり、寝る場所とトイレが近過ぎるため生活空間で排泄するのを嫌がっている可能性があります。

トイレの場所をなかなか覚えてくれない場合、覚えられないのではなくすでに間違った認識をしているか、本能として生活範囲での排泄しないようにしているか、色々な可能性を挙げてみることも大切です。

スペースの問題で、トイレと寝る場所がどうしても近くなってしまう時は、間に仕切りをつけるなどして、生活空間と違うことを認識させる工夫をしてみましょう。

犬は足元の柔らかいところで排泄する

犬には足元が柔らかいところで排泄する習性があります。
散歩の際、草むらや土の上で排泄するワンちゃんが比較的多いのはこの習性によるものです。

この足裏の感覚で排泄の場所を決める習性を知っていれば、トイレシートの感覚でトイレの場所を覚えてもらうことは有効な方法になります。

トイレシートは吸収性や消臭効果も気になりますが、しつけのために早くトイレの場所を覚えてもらうには、より柔らかさのあるものや表面がボコボコしたものを選ぶのも良いでしょう。

同居しているペットが他にもいると…

決めた場所に排泄してくれず、尚且つ先輩ワンちゃんがいる時には、すでに排泄物のにおいがついてしまった別の場所で粗相をしてしまうということがよくあります。

犬に限らず、動物はにおいでマーキングしますので、先輩ワンちゃんがいる場合は、トイレの場所を認識させるのには時間がかかるでしょう。
このような時は、飼い主さんはパピーがトイレ以外で粗相をしないよう特に注意して観察しなければなりません。

もし繰り返し同じ場所で粗相をするようであれば、トイレの場所自体を検討する必要もあります。

トイレのしつけに必要なものは?

トイレのしつけを始める上で準備しておきたいものは以下のようなものになります。

  • 専用トイレ(トイレトレー)
  • トイレ用シート
  • サークルやケージ
  • 掃除用の道具
  • ご褒美のおやつ
専用トイレ(トイレトレー)

愛犬の体の大きさによって選びましょう。
トイレの上でぐるぐる回ったり、行ったり来たりができる大きさがベストです。

トイレ用シート

ペット用トイレシートが販売されているので、トイレのサイズに合ったものを選びます。
香り付きや消臭性の高いものもありますが、自分の排泄物のにおいで覚えさせますので、選ぶ際にはあまりこだわらなくても良いでしょう。

サークルやケージ

犬の様子を観察しながらトレーニングを行いますので、サークルやケージがあった方が便利です。
必須で用意しなくても構いませんが、外出中や来客中はサークルに入れたりすることもあります。
トイレのしつけ以外の用途でも使用することはありますので、どんな場面で必要になるか想像してから購入しても良いでしょう。

掃除用の道具

トレーニング中なので失敗はつきものです。
すぐに掃除や片付けが出来るように道具は準備しておくと良いですね。

ご褒美のおやつ

上手にトイレが出来た、覚えてくれた時にはご褒美としてのおやつがあると良いでしょう。
専用のおやつを用意する必要はありません。
普段与えているドッグフードを一粒ずつあげるだけでご褒美になります。

ただ、食事の与え過ぎにならないよう注意しなくてはいけませんので、一日にあげるフードからトレーニング分を避けて与えましょう。
ご褒美がなくても覚えてくれる子もいますので、愛犬の性格や理解度に合わせて用意するのがベストです。

トレーニングの手順について

トイレトレーニングの仕方には手順があります。
順序良くトレーニングを重ねて、最終的には自発的にトイレの場所で排泄出来るようになれば訓練は完了です。

STEP
サークルやケージの中で観察する

子犬期の大事なしつけなので、出来るだけパピーを観察する時間を作りましょう。
排泄したくなるとグルグル回り出したり床のにおいを嗅いでそわそわしたりと、排泄前のサインがあります。
このサインはパピーによって違うので、トイレのサインを見分けるためにも出来るだけ観察しましょう。

他には排泄のどんなタイミングが多いか、愛犬のサイクルを知っておくと良いです。
朝なのか昼なのか、もしくは食後すぐなのかなど時間帯を把握するとしつけやすいです。

STEP
排泄のサインが出たらトイレへ移動させる

子犬の排泄サインが出たらすかさずトイレの場所へ移動させます。
しばらく様子を見て、もし排泄でなかった時にはまたサークルに戻してあげましょう。

決まった場所で排泄出来た時には褒めてあげて「ここで排泄すると褒めてもらえる」ということを覚えさせます。
この時、ご褒美のおやつをあげるのも有効です。
トイレが出来た後はサークルから出して遊んであげるのも、子犬にとってはご褒美と感じます。
「決まった場所で排泄出来たら褒めてあげる」ということを繰り返し行うことで、トイレの場所を意識づけてあげるのがトイレトレーニングです。

飼い主さんも愛犬を観察し続けることでトイレのサインに気づきやすくなりますので、子犬期は特によく見てあげることが大切です。

STEP
トレイの場所を覚えたら自発的に

排泄のタイミングが分かるようになり、子犬もトイレシートの上で排泄してくれるようになれば、今後は自発的に決まった場所で排泄するように誘導しましょう。

自分でトイレまで行けなければ、飼い主さんが移動させ続けなければいけませんし、子犬も「トイレまで移動させてくれるもの」と認識しかねません。
トイレのサインが出たらおやつなどでトイレの場所まで誘導し、自発的に移動するように教えていきます。

初めはトイレにたどり着く前に粗相してしまうことがあるかもしれませんが、飼い主さんは失敗の頻度や癖を把握してスムーズに誘導出来るような環境を整えてあげましょう。

上手なトイレのしつけ方は?

しつけ方は手順も大事ですが、そのためのコツもあります。
下記のような上手なしつけ方で早めにトイレを覚えてもらえるようにしましょう。

  • 失敗しても怒らない
  • トイレのサインの見逃し
  • トイレと間違いやすい環境
  • トイレの失敗をさせない

それぞれについて詳しく説明していきます。

失敗しても怒らない

トレーニング中には失敗することもあります。
失敗直後であればなぜ怒られたのか理解できる子もいますが、粗相した現場だけを発見して怒られた時には、なぜ怒られたのか子犬には分かりません。
理由なく怒られたと感じますし、叱ることでトラウマになってしまうこともあります。

また、間違った場所で排泄したのには理由があるかもしれません。
飼い主さんは怒る前にまず「なぜ粗相したのか」を考えてあげましょう。

トイレのサインの見逃し

飼い主さんがトイレのサインを間違って認識していたり、サインが出ているのに見逃している可能性はあります。
子犬の行動をよく観察してあげましょう。
トイレの場所は教えてあげなければ覚えません。
少しでも早く覚えてもらうためには、一回でも多く排泄のタイミングを利用してトイレに連れて行ってあげるのが近道です。

トイレと間違いやすい環境

犬は足場が柔らかいところで排泄する習性があります。
足裏の感触でトイレの場所を覚えますので、トイレシート以外に柔らかいものがある場合には、トイレの場所を間違ってしまうことは大いにあります。

カーペットやマットなど柔らかいものが敷いてあるなら、トレーニング中はしまっておくなどして対応しましょう。
また、置きっ放しの洗濯物やタオル、コートなどにも注意した方が良いでしょう。

トイレの失敗をさせない

排泄物のにおいがついているところをトイレと認識してしまうことがありますので、出来るだけトイレの失敗は少ないことがベストです。

パピーを迎え入れたらトイレのしつけを出来るだけ早く行うのには、粗相をさせないということもあります。
とは言ってもトレーニング中ですので失敗することもあるでしょう。

そんな時はパピーを怒るよりも、においがついてしまう前に片付ける方がトイレを覚えてもらうための何よりの近道です。

まとめ

獣医師・宿南章

トイレのしつけは覚えの早い子だと一週間ほどで終了するパピーもいます。決められた場所での排泄を勝手に覚える子はいませんので、飼い主さんは犬の習性を理解し、よく観察して、繰り返してコツコツとトイレの場所を教えてあげる必要があります。

トレーニングには根気も要りますが、これから一緒に暮らす愛犬と飼い主さんの、お互いが気持ち良く生活するためにとても重要な訓練です。

そして、しつけが上手に出来れば、飼い主さんはワンちゃんと外出する機会や一緒に行ける場所の選択肢も増えていきます。

愛犬との生活がますます楽しく豊かになる初めのトレーニングがトイレのしつけです。
なかなか覚えてくれない時もあるかと思いますが、愛情を持って焦らずに付き合ってあげましょう。

子犬のトイレのしつけ

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獣医師・宿南章の愛情ごはん療法食

獣医師が犬の進化の歴史を研究。
進化栄養学など、様々な角度から
ドッグフード&療法食を作りました。

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記事を書いた人

宿南 章(しゅくなみ あきら)
獣医師
【文責】 獣医師・宿南 章(しゅくなみ あきら)
【資格】 獣医師免許(1993年取得)
【所属団体】
The Royal Society for the Protection of Birds 会員
日本盲導犬協会 会員
野生動物救護獣医師協会 正会員

【プロフィール】
1969年生まれ 兵庫県養父(やぶ)市出身。
日本大学農獣医学部(現日本大学生物資源科学部)獣医学科卒業。 獣医師。
横浜で犬猫の動物病院に勤務。その後、米国のCAM( Complementary and Alternative Medicine )を日本に導入している 研究所に移籍。北海道の農協の依頼を受け、牛のサルモネラダブリン症の治療を行い、当時抗生物質も効かない病気を治癒させるなど、数多くの治療実績を持つ。
その後、予防医学に特化した自然療法動物病院を設立し現在に至る。


【研修・研究内容】
1983年…アメリカ ウィスコンシン州、400エーカーの酪農家で住み込み実習
1985年…北海道 中標津 200頭飼育の酪農家で住み込み実習
1988年…獣医薬理学研究室にて薬草の薬理作用の研究(3年間)
1993年…アメリカ カリフォルニア州 医療研修(1回目)
1994年…アメリカ カリフォルニア州 医療研修(2回目)
2006年…オーストラリア メルボルン イアンゴウラー財団でガン医療研修

【論文】
Efficacy determination test for the Vibrational therapy in case of the skin ulcer induced on mice A.SHUKUNAMI Eastern Medicine 2004

【著書】
「薬いらずで愛犬の病気は治る」WAVE出版 は、17部門で1位を獲得するベストセラーとなり高い評価を得ている。
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