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犬の腎臓病の原因は?症状や治療法も解説

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犬の腎臓病(腎不全)の原因について徹底解説します。
慢性腎臓病、急性腎臓病の原因と症状、治療法、食事療法のポイントについても詳しく紹介します。

目次

犬の腎臓病の原因は?ポイントまとめ

慢性腎臓病の原因は?

  • 老化にともなう腎機能の低下
  • 腎臓の病気・怪我などの後遺症による腎機能の低下

▼慢性腎臓病の原因の詳しい説明へ▼

慢性腎臓病の症状は?

  • 食欲不振、体重減少
  • 散歩量の低下
  • 動かない時間が増える
  • 急に老化した印象
  • 毛並み、毛づやが悪くなる
  • 口からアンモニア臭がする
  • 下痢や嘔吐

※初期、早期では無症状

▼慢性腎臓病の症状の詳しい説明へ▼

慢性腎臓病の治療法は?

  • 腎臓病療法食で、腎機能の低下をできるだけ遅らせる
  • 慢性腎臓病を治す方法はなく、病気が一度進行すると腎機能は回復できない
  • 早期に発見して治療することが重要

▼慢性腎臓病の治療法の詳しい説明へ▼

急性腎臓病の原因は?

  • 腎毒性のある物の誤食、感染症、急性腎炎などによる急激な腎機能障害
  • 結石、腫瘍、尿道閉塞などによる尿路障害
  • 膀胱破裂などで、尿が排泄できない
  • 出血、脱水、血栓、循環血液量低下による腎血流量の低下 … など

▼急性腎臓病の原因の詳しい説明へ▼

急性腎臓病の症状は?

  • 急にぐったりする
  • 下痢や嘔吐
  • 脱水状態

🔗犬の急性腎臓病の症状を詳しく解説したページはこちら
▼急性腎臓病の症状の詳しい説明へ▼

急性腎臓病の治療法は?

  • できるだけ早く動物病院で受診しましょう

▼急性腎臓病の治療法の詳しい説明へ▼

犬の腎臓病(腎不全)はどんな病気?

犬の腎臓病

犬の腎臓病(腎不全)とは、腎臓が何らかのダメージを受けて機能が低下し、血液や尿を作るなど、腎臓本来の働きができなくなる病気です。

獣医師・宿南章

犬の腎臓病には慢性腎臓病急性腎臓病の2種類があり、原因や症状がそれぞれ違います。

  • 慢性腎臓病腎機能の低下が3ヶ月以上持続する病気
  • 急性腎臓病数時間〜数日の間に急激な腎機能の低下が起こる病気
スクロールできます
慢性腎臓病急性腎障害
状態3ヶ月以上の持続的な腎機能低下数時間~数日間の急激な腎機能低下
原因高齢化等にともなう腎機能低下農薬など腎毒性のあるものの誤食、感染症など
腎機能の回復見込めない(不可逆性)見込める
治療目標病態の進行を遅らせる腎機能の回復

犬の腎臓病の原因を詳しく解説

腎臓には、血液中に溜まった老廃物や水分などを尿と一緒に排出する働きがあります。
また、赤血球を作るエリスロポエチンというタンパク質を分泌するなど、体の活動を支える重要な働きも担っています。

腎臓病(腎不全)は、何らかの原因により、これらの働きが低下する病気です。

犬の慢性腎臓病の原因

獣医師・宿南章

犬の慢性腎臓病の原因は、主に高齢化にともなう腎機能の低下です。

犬や猫の腎臓は、数十万個の「ネフロン」という構造が集まってできています。「ネフロン」は、糸球体とそれを包むボーマン嚢、それらに繋がる尿細管で構成されています。このネフロンが血液中の老廃物をろ過し、尿を生成するなどの働きを担っています。

犬の慢性腎臓病は、ネフロンが加齢とともに傷つき、機能が低下して起こります。とくに、6歳以上の高齢犬は発症率が高くなる傾向があります。
また、腎臓の病気・怪我などの後遺症が、慢性腎臓病の原因になることもあります。

犬の急性腎臓病の原因

犬の急性腎臓病の主な原因には、毒物摂取・感染症による腎機能障害、尿路の障害、腎血流量の低下などがあります。

毒物摂取、感染症など

犬の急性腎臓病の主な原因のひとつに、腎臓に毒性のある物の誤食や、感染症(レプトスピラ症など)、腎血管の血栓塞栓などによる腎機能障害(腎性)があります。
犬の誤食により急性腎臓病の原因となるのは、以下のようなものです。

急性腎臓病の原因となる要素
  • 農薬(殺鼠剤、駆除剤、除草剤など)
  • 人間用の薬(鎮痛剤など)
  • 植物毒(ブドウ、ユリなど)
  • エチレングリコールを含むもの(不凍液、保冷剤など)

尿路の障害

犬の急性腎臓病は、尿路結石や尿路腫瘍、尿道閉塞などによる、尿路の障害(腎後性)が原因で起こることもあります。
そのため、愛犬が尿石症などを発症している場合は、定期的な画像検査を受けることをおすすめします。
また、事故などによる膀胱破裂が原因で尿が排出できなくなり、急性腎臓病に発展する場合もあります。

腎血流量の低下

循環血液量や心拍出量の低下による腎血流量の低下(腎前性)が、急性腎臓病の原因になることがあります。
腎血流量の低下は、ショック状態、重度の脱水状態や嘔吐下痢、全身麻酔などで心臓機能が低下したときに発症します。

犬の腎臓病の症状は?

犬の慢性腎臓病の症状

犬の慢性腎臓病の症状は、進行状況により変化していきます。
慢性腎臓病の進行は、血液検査によるクレアチニン(CRE)濃度と、対称性ジメチルアルギリン(SDMA)濃度によって、4つのステージに分類されます。
犬の慢性腎臓病は、主に以下のような症状が見られます。

  • 食欲が落ちて痩せる
  • 散歩に行きたがらない
  • じっと寝ている時間が増える
  • 老化したような印象がある
  • 毛並みがパサパサして毛づやが悪くなる
  • 多飲多尿
  • 口からアンモニア臭がする
  • 下痢や嘔吐

犬の慢性腎臓病の初期・早期段階(ステージ1~2)は、ほぼ無症状です。
ステージ3(中期)では食欲不振、ステージ4(末期)ではぐったりして見るからに元気がないなどの症状が現れます。

獣医師・宿南章

犬の慢性腎臓病の初期・早期段階(ステージ1~2)は、ほぼ無症状です。
ステージ3(中期)では食欲不振、ステージ4(末期)ではぐったりして見るからに元気がないなどの症状が現れます。

🔗犬の慢性腎臓病の進行ステージごとの症状についてさらに詳しく

犬の急性腎臓病の症状

犬の急性腎臓病の症状は、発症から数時間〜数日で急激に現れます。
急性腎臓病の症状は、主に以下のようなものです。

  • 急にぐったりする
  • 下痢や嘔吐
  • 呼吸が荒い
  • 意識の低下
  • 尿量の減少、排尿がなくなる
  • 脱水状態…など
獣医師・宿南章

犬の急性腎臓病は、食欲が低下して食事を食べなくなる、嘔吐を繰り返すなど、急に元気がなくなるなどの症状が見られます。

さらに、急性腎臓病が進行すると老廃物を十分に排泄できなくなり、尿毒症の症状が現れます。

🔗犬の急性腎臓病の症状について詳しくはこちら

犬の腎臓病の治療法は?

犬の腎臓病の治療法

犬の慢性腎臓病の治療

犬の慢性腎臓病は、一度進行すると腎機能を回復できません
そのため、食事療法などで腎臓病の進行をゆるやかにするなどの治療法が用いられます。
慢性腎臓病の食事療法は、タンパク質・リン・ナトリウム・カリウムなどの栄養素を調整したフードが必要です。

犬の慢性腎臓病の初期・早期の段階では、症状がほとんど現れません。気づいたときには、症状が進行しているケースが多くあります。

とくに、犬の年齢が6歳以上になると慢性腎臓病の発症率が増加する傾向にあります。
この年齢の頃から定期的に検査することが、病気の早期発見につながります。定期検査のほかにも、気になる症状が現れたらすぐに獣医師の診察を受けるようにしましょう。

犬の急性腎臓病の治療

犬の急性腎臓病の治療には、動物病院での点滴や投薬が必要です。急性腎臓病と思われる症状が見られたら、すぐに動物病院で診察してもらいましょう。

急性腎臓病は、治療が遅れると命に危険を及ぼします。急性腎臓病が進行すると尿毒症により毒素が血液中にたまり、生命にかかわる大変に危険な状態となります。そのため、動物病院で速やかに治療する必要があります。

犬の腎臓病に良い食べ物と食事療法のポイント

慢性腎臓病では早期に腎臓病用の食事療法をとりいれ、腎臓への負担を抑えて病気の進行を遅らせることが重要です。
腎臓病用の食事療法では、腎臓に負担となるタンパク質や電解質など、さまざまな栄養素を調整する必要があります。
そのため、手作りのレシピでは最適な栄養素にコントロールすることが極めて困難です。

犬の慢性腎臓病の食事療法で重要なのは、主に以下のポイントです。

  • リンの制限
  • タンパク質の制限
  • ナトリウムの制限
  • 必須脂肪酸(オメガ3系不飽和脂肪酸)を含む
  • 水分を多く補給
  • 効率的なエネルギー補給

食事療法で早めのケアを

犬の慢性腎臓病を早期発見して食事療法を始めることが、愛犬の健康維持につながります。
慢性腎臓病に最適なリン・カルシウムなどのミネラル、タンパク、エネルギーを計算・調整された、愛犬の腎臓の健康をサポートする療法食を取り入れてみましょう。

犬の腎臓病

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獣医師が犬の進化の歴史を研究。
進化栄養学など、様々な角度から
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興味の多いテーマ

記事を書いた人

宿南 章(しゅくなみ あきら)
獣医師
【文責】 獣医師・宿南 章(しゅくなみ あきら)
【資格】 獣医師免許(1993年取得)
【所属団体】
The Royal Society for the Protection of Birds 会員
日本盲導犬協会 会員
野生動物救護獣医師協会 正会員

【プロフィール】
1969年生まれ 兵庫県養父(やぶ)市出身。
日本大学農獣医学部(現日本大学生物資源科学部)獣医学科卒業。 獣医師。
横浜で犬猫の動物病院に勤務。その後、米国のCAM( Complementary and Alternative Medicine )を日本に導入している 研究所に移籍。北海道の農協の依頼を受け、牛のサルモネラダブリン症の治療を行い、当時抗生物質も効かない病気を治癒させるなど、数多くの治療実績を持つ。
その後、予防医学に特化した自然療法動物病院を設立し現在に至る。


【研修・研究内容】
1983年…アメリカ ウィスコンシン州、400エーカーの酪農家で住み込み実習
1985年…北海道 中標津 200頭飼育の酪農家で住み込み実習
1988年…獣医薬理学研究室にて薬草の薬理作用の研究(3年間)
1993年…アメリカ カリフォルニア州 医療研修(1回目)
1994年…アメリカ カリフォルニア州 医療研修(2回目)
2006年…オーストラリア メルボルン イアンゴウラー財団でガン医療研修

【論文】
Efficacy determination test for the Vibrational therapy in case of the skin ulcer induced on mice A.SHUKUNAMI Eastern Medicine 2004

【著書】
「薬いらずで愛犬の病気は治る」WAVE出版 は、17部門で1位を獲得するベストセラーとなり高い評価を得ている。
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