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愛犬の肥満にダイエット効果がある運動と遊び方

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愛犬が太ってしまうと、様々な病気のリスクが付いて回ることになります。健康のためにも愛犬の体重管理が大切になってきますが、食事だけのダイエットとなると、食べる量なども制限することになりますので、可哀そうになってしまうと言う方も多いと思います。そこで食事と並行してダイエットのために取り組みたいのが運動です。遊びの中で運動させていけば、犬も楽しくカロリーを消費でき、脂肪を燃焼させることができそうです。今回はそんなダイエットのための運動と遊びについて見ていきます。

目次

愛犬の健康維持のためにも体重管理が大切

愛犬の体重が増えると心配になるのが、健康への影響です。たった1、2kgだったらそれほど心配する必要はないだろうと考えている飼い主さんも少なくないと思います。しかし、1kg、2kgであっても体重10㎏ほどの犬にとっては、全体重の10%、20%が増えたことになってしまいます。

犬の体重は、理想体重より15%~20%ほど増えただけで肥満と診断され、糖尿病、関節炎、心臓病など様々な病気のリスクも上がってしまいます。生活習慣が原因する病気は重篤な症状を伴うものも多く、一度発病してしまうと、思ったように完治できません。つまり、本来生きられる寿命を縮めてしまうのです。やはり健康維持のためには体重管理が大切です。

 

体重が増える原因とは

愛犬の体重が増えてしまう原因は、脂肪の蓄積です。脂肪が増加してしまう原因には様々なことが考えられますが、その中でも最も多い原因が、飼い主の管理不行き届きによるものです。体重が増えてしまう原因について詳しく見ていくことにしましょう。

 

食べすぎ

体重が増えてしまう原因の第一位は食べすぎです。当然のことながら、必要カロリー以上に食事を与えてしまうと体重が増えてしまいます。犬は動物ですので、与えられた分だけ食べてしまいます。これは、野生で暮らしていたころからの本能で、食料が得られない時のために食べられる時に食べておくと言う習性の名残です。

しかし、食事を与えているのは、すべて飼い主さんです。人間の食べ物を頻繁に与えたり、まだ食べたそうだからと言って食事の量を増やしていることが要因となります。食事の与えすぎには十分に注意しましょう。

 

ドッグフードの質

多くの市販フードには塩分と脂肪分が後から加えられています。これは、犬の食いつきを良くするためです。味は美味しく感じますが、その反面食べ過ぎてしまう原因となります。飼い主さんが愛犬にとって良いフードを選ぶことも、体重を増やさないポイントになります。

関連記事: 犬の肥満やダイエットに効果的な食事方法とは?

 

避妊・去勢手術

手術することによってホルモンの働きが減少し、代謝も悪くなってしまうため、太りやすくなります。よく避妊や去勢手術をすると太ると言われるのも、この代謝が落ちることが原因です。去勢や避妊手術は病気の予防にもなりますので、手術を受けることは良いことなのですが、やはり術後の食事の見直しはきちんと行うようにしましょう。

関連記事: 子犬の避妊・去勢後は太りやすい!?術後の食事で注意する点

 

加齢

犬も年をとると運動量が減ります。食べる量は変わらないにもかかわらず、運動量が少なくなってしまうため、太ってしまいます。年齢に合わせた食事に切り替えると体重は増加しなくなります。

愛犬の体重を計ってみる

体重を管理するために、一番大切なのが体重測定です。愛犬の体重がどのくらい変化しているのか分からなくては、体重管理もできるはずがありません。家にある一般的体重計でも構いませんので、できるだけ頻繁に愛犬の体重を計ってあげましょう。愛犬が動いてしまい、中々体重を計れないと言うのであれば、クレートの中に入れ計ると言うのも良い方法です。狭い空間であれば動くこともできなくなるため、じっとしていてくれます。後からクレートの重さを差し引けば、犬の体重を割り出すことができますよね。

それでも無理と言うのであれば、ワンちゃん専用の体重計を購入してみましょう。クレートやトイレなどに装着できる体重計が販売されていますので、用を足す度、入る度に体重が計測できます。今ではスマートホンと連動して、体重をまとめてグラフ化してくれるスケールもありますので、専用のものを用意してみるのも良いですね。愛犬の体重を計ったら、きちんと記録しておけると良いでしょう。一目で体重の増減が分かります。

体重が少しでも増えたら食事を見直したり、運動をさせて肥満にならないよう、飼い主さんが手を差し伸べてあげましょう。

 

犬種ごとの標準体重の目安とは?

犬はその犬種ごとに適正と言われる体重が決まっています。その体重を維持することが理想です。その子に応じて体の大きさも異なるため、下記に記した数値より多いから太っている、少ないから痩せていると言う訳ではありませんが、犬種の目安となりますので、参考にしてみると良いでしょう。

愛犬が犬種のスタンダードの体重と比べ極端に多い場合は、やはり肥満と考えられます。ダイエットを始め、理想の体重に近づけてあげるようにしましょう。

小型犬の標準体重

キャバリア・・・6~8kg
シーズー・・・4~7kg
柴犬・・・8~10kg
ジャックラッセルテリア6.4~8.2kg
チワワ・・・1.5~3kg
ティカップ・プードル・・・1.5~1.8kg
トイ・プードル・・・2~3kg
パピヨン・・・3.2~4.5kg
パグ・・・6.5~8kg
ビーグル・・・9~11kg
フレンチ・ブルドッグ・・・8~10㎏
ボストン・テリア・・・5~12kg
ポメラニアン・・・1.5~3kg
マルチーズ・・・2~3kg
ミニチュア・ダックスフンド・・・4.5~5kg
ミニチュア・シュナウザー・・・4~7kg
ヨークシャ・テリア・・・2~3kg

 

中型犬の標準体重

アメリカン・コッカー・スパニエル11~13kg
イングリッシュ・コッカー・スパニエル・・・13~15kg
シェットランドシープドッグ・・・8~12kg
日本スピッツ・・・9~11kg

 

大型犬の標準体重

秋田犬・・・オス39~47kg、メス27~39kg
ゴールデンレ・トリバー・・・25~30kg
シベリアン・ハスキー・・・20~27kg
ジャーマン・シェパード・ドッグ・・・33~38kg
セント・バーナード・・・オス65~90kg、メス55~75kg
ダルメシアン・・・22~29kg
ボルゾイ・・・オス34~48kg、メス27~39kg
ラブラドール・レトリバー・・・27~34kg
ロット・ワイラー・・・41~50kg

個体差がありますので、あくまで目安としてください。愛犬が本当に太っているかどうか知りたい場合には、かかりつけの獣医に相談してみてください。

 

ダイエットには食事管理と運動を

ダイエットする際には体重を計りながら、摂取カロリーを制限させることが大切になってきます。しかし、ワンちゃんも全く食べないと言う訳にいきませんし、食事を極端に制限してしまうとストレスになります。ストレスは人間でもそうですが、太る原因となります。

また、十分な栄養が摂れなくなったり、お腹が空いて良く眠れなくなってしまうと、健康にも影響が出てしまいます。健康のためにダイエットしているのに、逆に健康を害してしまうのでは意味がありません。他にも、散歩している最中にお腹が空いているので拾い食いをしてしまい、それが原因で病気を招いてしまうことも考えられます。食事を制限することだけをダイエットとしては危険です。並行して運動を心掛けるようにしましょう。

定期的に運動をさせることはダイエットにも高い効果を発揮してくれます。常日頃の運動は散歩だけと言う家も多いと思いますが、散歩の量を増やしてみたり、休みの日などを利用して愛犬のためのダイエット運動を始めてみましょう。
尚、ダイエット用のフードとして獣医師の宿南章が開発した「満腹感サポート」というドッグフードもありますので参考にしてみてください。

 

愛犬のダイエットのために取り入れたい運動とは?

愛犬のためにできる運動、ダイエットのための運動とはどんなことをすればいいのでしょうか?簡単に行える愛犬のための運動とそのポイントを紹介していきます。

 

遊びの要素を取り入れる

人間も太っていると体を動かすことが面倒に感じますよね。愛犬も同じです。ダイエットで長く運動を続けるために必要となるのが、楽しいと思えること。飼い主さんと楽しく遊べる運動であれば、ワンちゃんも進んで続けていくことができます。辛い運動ではなく、楽しい運動を心掛けるようにしてください。

 

散歩

常日頃から行っている散歩も、良い運動と言えます。今までよりも、距離を増やしてみたり、時間をかけて行ってあげると良いでしょう。

また、散歩の途中にランニングなどを取り入れてみるのもアイディアです。単に歩いて回る散歩よりも多くのカロリーを消費できます。普通の速度で散歩をはじめ、その途中途中にランニングとなる要素を取り入れてあげるようにしましょう。近くの公園を散歩ルートに加え、ダッシュさせてあげたり、安全な道を速い速度で散歩させてあげましょう。「行くよ!」などと声をかけ、愛犬とスピードを競ってみても良いですね。遊びの要素も加わって、ワンちゃんのやる気を刺激してくれます。散歩での運動量を増やしてあげられるよう飼い主さんも考えてみてください。

中々散歩に時間がかけられないと言う飼い主さんは買い物にワンちゃんを同行させても良いでしょう。必然的に散歩の量が増えるため、ダイエットにも期待が持てます。

 

ジャンプ遊び

ジャンプ運動はワンちゃんの筋力アップにつながりますので、消費カロリーを増やしてくれる遊びの一つ。おもちゃなどを使って、愛犬が楽しく続けられるよう工夫してみましょう。

ワンちゃんと同じ目の高さになる位置までしゃがんだら、ワンちゃんの頭の上にボールやお気に入りのおもちゃをタッチして、素早く立ち上がり、おもちゃを飼い主さんの頭の上まで持ち上げます。そうするとワンちゃんも自然とジャンプができます。家でもできる運動ですので、毎日続けることができそうですよね。飼い主さんの筋トレにもなりますよ。

 

ボール遊び

定番のボール遊びですが、運動量が多く、犬も大好きな遊びです。飼い主さんが一緒に駆けずり回らなくてはならない運動だと、人間が先にバテてしまいますが、ボールを投げるだけで済みますので、飼い主さんが疲れてしまう心配もありません。遠くに投げれば投げるほど、運動量も増しますので、その子の運動量に応じて距離を決めていきましょう。

ボール遊びをするときには、室内と屋外でボールを使い分けてみるのもおすすめです。屋外では、弾むボールが楽しく遊べるため良いのですが、室内で遊ぶ場合、天井などにぶつかってしまうこともあるため、物などが落ちてきたり、倒れてしまうことも。室内でボール遊びをする場合には、布製の音の出るようなボールを用意してあげると良いでしょう。丁度良い距離にボールを落とすことができ、跳ねる心配もありませんし、音が出ますので面白く遊べます。

ですが、ワンちゃんによって好みの素材も違うと思いますので、ゴムやラテックス、ロープなど、これに似たお気に入りのおもちゃを選んでみると良いでしょう。

 

鬼ごっこ

犬は動くものを追いかける遊びが大好きです。その対象が飼い主さんであれば、追いかける楽しみも倍増しますよね。人間が追われる役ばかりをするのではなく、犬と鬼役を変わり、今度は人間が追いかけてあげたりすると良いでしょう。飼い主さんも一緒に駆け回らなくてはなりませんが、鬼ごっこは運動量もありますので、たまにはこんな遊びで思いっきり体を動かしてあげると良いかもしれません。

鬼ごっこは鬼役を交代しながら行うのもポイント。あまり人間が追いかけてばかりいると、いざ愛犬を呼んでも戻ってきてくれなくなってしまいますので、程よい間隔で鬼役を交代しながら遊ばせましょう。

 

まとめ

愛犬の体重が標準より重い場合、やはり肥満が心配されます。健康のためにもダイエットを始める必要があります。ただし、食事のみでのダイエットは栄養のバランスも崩れがちになりますし、食事の量が極端に減ってしまうため、愛犬にとっても苦痛やストレスになってしまいます。食事の見直しと合わせて運動をすることも忘れないようにしましょう。十分な運動を行っていない場合、筋肉の発育も不足しているため、消費カロリーが摂取カロリーを上回ることは難しくなります。散歩を増やしてみたり、飼い主さんとの遊びの時間を設けて、体重を管理していくことが大切です。楽しく動くことができれば、犬との関係もより良好になりますし、ダイエットも犬にとって辛いものではなくなります。ここで紹介した運動を参考に、遊びを取り入れながら、ダイエットを続けていってくださいね。
犬のダイエット運動

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獣医師が犬の進化の歴史を研究。
進化栄養学など、様々な角度から
ドッグフード&療法食を作りました。

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記事を書いた人

宿南 章(しゅくなみ あきら)
獣医師
【文責】 獣医師・宿南 章(しゅくなみ あきら)
【資格】 獣医師免許(1993年取得)
【所属団体】
The Royal Society for the Protection of Birds 会員
日本盲導犬協会 会員
野生動物救護獣医師協会 正会員

【プロフィール】
1969年生まれ 兵庫県養父(やぶ)市出身。
日本大学農獣医学部(現日本大学生物資源科学部)獣医学科卒業。 獣医師。
横浜で犬猫の動物病院に勤務。その後、米国のCAM( Complementary and Alternative Medicine )を日本に導入している 研究所に移籍。北海道の農協の依頼を受け、牛のサルモネラダブリン症の治療を行い、当時抗生物質も効かない病気を治癒させるなど、数多くの治療実績を持つ。
その後、予防医学に特化した自然療法動物病院を設立し現在に至る。


【研修・研究内容】
1983年…アメリカ ウィスコンシン州、400エーカーの酪農家で住み込み実習
1985年…北海道 中標津 200頭飼育の酪農家で住み込み実習
1988年…獣医薬理学研究室にて薬草の薬理作用の研究(3年間)
1993年…アメリカ カリフォルニア州 医療研修(1回目)
1994年…アメリカ カリフォルニア州 医療研修(2回目)
2006年…オーストラリア メルボルン イアンゴウラー財団でガン医療研修

【論文】
Efficacy determination test for the Vibrational therapy in case of the skin ulcer induced on mice A.SHUKUNAMI Eastern Medicine 2004

【著書】
「薬いらずで愛犬の病気は治る」WAVE出版 は、17部門で1位を獲得するベストセラーとなり高い評価を得ている。
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